トランスファーワイズといえば海外送金の際、送金手数料が非常に低額で済むことで有名な送金サービスです。
しかし、実はこのサービスは送金を受け取る側にも様々なメリットがあるのです。メリットとしては受取手数料がかからない、送金スピードが早いなどが挙げられます。
また、本記事ではトランスファーワイズでの送金による受取り手のメリットだけでなく、受け取る際にすべき具体的な使い手順についても紹介していきます。
トランスファーワイズで日本への送金は可能?
トランスファーワイズは一般の銀行での送金サービスのように日本から海外への送金はもちろん、海外から日本への送金ももちろん可能です。日本からの送金も同様ですが、海外から日本への送金の場合、様々な障害が目の前に立ちはだかる可能性があります。
例えば、銀行員によって対応が違う、役所で発行された書類が必要だがその発行に1ヵ月かかる、2国間で直接の送金ができないなどです。こうした場合、銀行を利用しての送金は非常に高いハードルになってしまいます。
また、銀行での送金の場合、手数料が非常に高額であることも気になります。大体1回の送金で、送金手数料のみで1万円程度かかります。
皆さんはトランスファーワイズというサービスをご存じでしょうか。海外に行くとき、日本からどのようにお金を持ち込みますか?長期間の出張、留学であれば家族などに頼んで送金してもらうのが一般的でしょう。日本から海外の口座に送金する場合、通常は高額の送金、受け取り手数料が発生します。&nb...
海外からの送金をトランスファーワイズで受け取る3つのメリット
トランスファーワイズを導入して海外送金を行うと次のようなメリットを受けることができます。「実際の為替レートでの受け取りが可能」。これは多くの金融機関で設定している為替手数料をトランスファーワイズではとらないためです。
また、通常は発生する「受け取り手数料がかからないこと」も大きなメリットです。そして最後に送金スピードが早いこと。どれも通常の海外送金を基準に考えると破壊的な革命的と言えるでしょう。
実際の為替レートでの受け取りが可能
トランスファーワイズを使用すれば実際の為替レートでの送金の受け取りが可能です。
実は海外送金に対応している多くの金融機関では為替手数料というものを設定しています。
これは通貨同士での変換をする際の計算の手数料が発生するという意味です。為替手数料というのは通常、レートが公開されることはありません。これは非難に値するようなことではないのですが、やはりちょっと嫌だなと感じる方は多いでしょう。
トランスファーワイズを利用すればこのようなことはありません。実際の為替レートと後は通常とは異なる、特殊な送金方法による非常に低額な振込手数料のみですので他社に比べて圧倒的な低価格での送金が可能となっています。
受け取り手数料がかからない
実は海外送金を受け取る場合、多くの場合では受け取り手数料というものが発生します。ですから、多くの場合は送金から受け取りまでの間で「送金手数料」、「為替手数料」、「受け取り手数料」が発生するのです。
例えば50万円送金するのに手数料が合計1万2000円かかっていたら大損をしていると感じることでしょう。トランスファーワイズでは受け取り手数料が発生しません。海外送金の受け取りを経験したことがある人ならばこれがどれほど大きなメリットか実感して頂けると思います。
これはトランスファーワイズでは実際に海外送金をするのではなく、送金手続きをした後、日本のトランスファーワイズの支店から振込が行われるためです。
送金スピードが早い
トランスファーワイズを使用する大きなメリットとして送金から着金までが非常に早いという点は見逃せません。トランスファーワイズでは「送金」といっても実は海外送金ではないという不思議な操作をしています。
送金手順の最後にはトランスファーワイズ現地法人への振り込みをするという確認画面が現れます。実は、トランスファーワイズでは送金をすると中継銀行や送金先の銀行ではなく、トランスファーワイズ現地法人にまず振り込みがされます。
そして振り込んだ金額と同額がトランスファーワイズ日本法人から指定の振り込み先に振り込まれるのです。これによって送金スピードは飛躍的に向上します。基本的に1営業日以内。早い時ではなんと数分で処理が完了します。
海外から日本へ送信するための手順とは
トランスファーワイズは通常の海外送金プロセスとは異なった形をとることでコストを抑えています。しかし、利用する際は非常に簡単です。まずは会員登録。オンラインで全て完結することができます。
銀行や事務所に出向く必要はありません。そして送金内容の入力をし、本人確認。最後に送金元の金融機関を選択します。これで後は口座に入金されるのを待つだけです。とにかく簡単なのがトランスファーワイズでの送金の特徴です。
会員登録
トランスファーワイズを使った海外送金を実施するためのファーストステップはアカウント登録です。今回は法人、個人事業主での登録は省略し、個人の場合のみの紹介とさせて頂きます。
トランスファーワイズのトップページ(https://transferwise.com/jp)を開き、画面右上にある「会員情報」をクリック。「個人」を選び、あとはメールアドレス、パスワード、居住地の国(日本に住んでいれば日本を)を選ぶだけです。
これでアカウント登録は終わりです。銀行口座を開設する手間を考えると驚きのシンプルさなのではないでしょうか。これでひとまずの準備が整ったことになります。
会員情報の間違いで送金ができないということが無いよう、気を付けて入力をしましょう。
内容入力
次に、送金内容の入力です。
ここではまず、どこの国の通貨からどこの国の通貨として送るかを選びます。
また、それができたら次に送金額の決定をします。ここは間違えないよう、慎重に作業をするようにしてください。トランスファーワイズでは多くの銀行が用意している為替手数料を設定していないため、ある意味では明朗会計です。
サイト上で受取額や手数料、着金予定日なども確認することができます。すべてがクリアであるため、実際に受け取れる額がいくらなのか、1円単位でわかります。また、このタイミングで個人情報の登録を済ませましょう。
氏名、生年月日、電話番号、住所、主な職業を入力していきます。これで次のステップに進めます。
本人確認
本人確認は複数の選択肢の中からどの書類を本人確認書類として使用するか選ぶことができます。日本人の場合、使用することができるのは日本の運転免許証、日本国発行のパスポート、住民基本台帳カード、個人番号カード(マイナンバーカード)の4種類です。
また、注意してほしいこととして、「登録内容と住所、氏名、生年月日が一致していること」、「カバーやケースが取り外されていること」、「日本国内で発行された書類であること」、「一部の情報が欠けていたり写真がぼやけていないこと」、「口座開設時点で有効期限内であること」があります。
これらを海外で持ち歩くのは怖い方も多いでしょう。出発前に写真、コピーをとることをおすすめします。
送金元の金融機関を選択
口座情報の入力のステップではまず、誰宛てに送金をするか、「自分宛」、「自分以外の個人宛」、「法人・団体宛」から選ぶことになります。「自分宛」というのは国内の自分の口座から海外の自分の口座、もしくはその逆という意味です。
これを利用することで海外にいながらその国の自分の口座に日本の自分の口座からの送金をすることができるのです。そしてこの後、ポップアップで出てくる口座名義と口座番号を入力することで口座情報の入力は完了です。
気を付けて入力するよう心がけましょう。海外では場所によっては日本への直接の送金ができない地域があります。
トランスファーワイズを用意し、送金ができないという事態を避けましょう。
トランスファーワイズっていう名前を聞いたことならある。旅行、出張をする際に使いたい。気にはなっているけどどうやって導入したらいいかわからない。使い方がわからない。こうした疑問にお答えします。 本記事ではトランスファーワイズは本当に簡単に導入、使用することができるのか、そ...
海外からの送金もトランスファーワイズで!
トランスファーワイズなら海外からの送金も楽々。メリットもたくさんあります。
「実際の為替レートでの受け取りが可能」、「受け取り手数料がかからない」、「送金スピードが早い」という3つのメリットがあります。また、送金完了までも「会員登録」、「内容入力」、「本人確認」、「送金元の金融機関を選択」の4ステップで完了。
すべてがオンラインで完結するので銀行窓口での煩雑な手続きが必要ありません。銀行での送金の場合、直接その国から日本へ送金できない場合にはどんどん送金と為替手数料、受け取り手数料で費用がかさんでしまいます。
トランスファーワイズを活用して頑張って稼いだお金1円でも多く残して日本に持ち帰りましょう。