プログラミングに興味はあるけど何となくハードルが高いイメージ持っている人、多いと思います。確かに簡単なものではないですが理系、文系に関係なくプログラミングを身に付けることはできるんです。
現状、IT業界は常に人材が不足しているのでプログラミングを勉強しておけばIT業界で活躍できる人材になれるチャンスはたくさんあります。そこで今回は、プログラミング初心者の方にオススメするプログラミングが勉強できる本をご紹介します!
プログラミングの入門は本で学べる?
2020年度から小学校でのプログラミング授業が必修化されたのをご存知ですか?情報化社会の今、ITに関する知識は最低限持っておきたい時代になってきています。小学校でのプログラミング授業が必修化されたのはIT業界の人材を増やすためではなく、プログラミングを通して論理的に考える思考を身に付けることが目的のひとつです。
一方で、大学生や社会人になってからのプログラミングの勉強の仕方としてはスクールに通ったりオンラインで勉強したりする方法もありますが、本でも十分に学ぶことができます。本だと、要点がまとまっていて読みやすいのと大事なところは自分で書き込んだりすることもできるので何回も読み返して勉強することができます。プログラミング全体の知識も頭に入れることができ、授業料が高いスクールに通うのと比べて費用も安く済みます。
めちゃくちゃ分厚い本ではない限り持ち歩くこともできるので通勤、通学のスキマ時間にも勉強することができるのでプログラミングに触れるには本で学ぶのが1番入りやすいと思います。
プログラミングの本を選ぶときのポイント
プログラミング初心者の方が適当に本を参考書を選んでしまうと、自分のレベルと合わなかったり専門用語の解説がちゃんと載っていなかったり、プログラミングを早々に諦めてしまう原因になることもあります。自分の選んだ本が合わなかったと理由ですぐに諦めてしまうのはもったいないですよね。そうならないためにも、本選びはとても大事です。そこで、本を選ぶときに抑えて欲しいポイントがいくつかあります。
学びたい言語を絞る
世界に英語、中国語、フランス語など色々な言語があるのと同じように、プログラミングの世界にも様々な言語があります。例えばどの分野でも開発言語として使われるJavaは求人数も多くこれからの安定性も高い言語と言えます。他にもWebサービスに欠かせないPHP、AI開発で今後需要性がますます高くなってくるであろうPython、習得の難易度は高いけど高速でプログラムを実行できるためあらゆる分野で重視されるC言語などがあります。
Webサイトの製作、スマホアプリやゲーム開発、AIなど分野ごとに求められる言語も、習得の難易度もバラバラです。将来を考えてシェアの高い言語を選ぶのか、自分が興味のある分野での言語を学ぶのか、しっかり考えましょう。まず最初にプログラミングとは何なのかというのを説明している本を読みながらそれぞれの言語の特性などを知ると絞りやすくなると思います。
自分のレベルに合わせる
入門編といってもゼロから学べる本もあれば、ある程度プログラミングの知識がある初心者向けの本もあります。そもそもプログラミングをよく知らない人向けに分かりやすく解説している本は単語の説明もしてくれていますが、プログラミングやITの専門用語を知っている前提で書かれている本もあるので自分のレベルにしっかりと合った本を選ぶことが大切です。全くの初心者の方は、まずは基礎を学んでそこからやりたい言語の本を選ぶというふうに段階を踏んでいけば勉強しやすくなると思いますよ。
最新の情報が記載されているか
プログラミングは日々進化し、新しい情報がアップデートされ続けています。せっかく買った本の情報が古くて、古いコードのままプログラミングをしてもプログラムが動かなかったりするので、本はなるべく新しいものを選ぶようにしましょう。
プログラミングの入門はこの本で!おすすめ10選
プログラミングの参考書に関して読みたいものが漠然と決まったあとは、本選びです。ここが1番難しいと思いますが、先ほど抑えたポイントに沿って探せば自分の求めている本が見つかるはずです。そもそもプログラミングが何かよく分かっていない超初心者への人向けの本から、特定の言語を学んでみたい人向けの本までご紹介していきます。
プログラミングの基礎から学びたい人へ
これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
この本は「プログラミングとは何なのか」ということやプログラミング以前にコンピューターの仕組みから説明してくれているのでプログラミングについての知識が全くない超初心者の方にオススメです。説明も丁寧で分かりやすいのでコンピューターの世界に飛び込んでみたい方はこの本から読んでみてはいかがでしょうか?
ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん
この本では様々なプログラミングの言語に共通する基本を中心に学習することができます。プログラミングの言語はたくさんあるので、一個学んでまた違う言語をやるのは大変そう…と思うかもしれませんが、どの言語にも共通する事柄を覚えておけば新しい言語を学ぶ際に応用することができます。インターネットの仕組みやプログラミングがどうやって処理されるのかなども、図を交えて分かりやすく書かれています。
プログラムはなぜ動くのか
これは、上記で紹介した2つの本と比べてある程度コンピューターの知識がある方にオススメの本です。プログラムがコンピューターの中でどう動くかが丁寧に解説されています。解説にはC言語が使われているのでC言語を学びたい人にもオススメですが、本気でプログラマーを目指している人、IT業界で働いている人にもぜひ読んでおいて欲しい1冊です。
言語別のオススメ
HTML&CSS
スラスラわかるHTML&CSSのきほん
Web製作には欠かせないHTMLとCSSについての本です。パソコンとスマートフォンに対応したwebサイトの製作を通してHTMLとCSSの基礎を学ぶことができるのでweb製作に興味のある方にオススメです。HTMLとCSSは難易度がそこまで高くなく習得しやすいと言われているのでプログラミングの入門書としてはこの本が最適ではないでしょうか。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
HTMLとCSSを使ってwebデザインが学べる入門書です。2019年発売なので情報も新しく、最新技術に対応しながらwebデザインに関する基本を学べるようになっています。サイトの例もオシャレなのでモチベーションを保ちやすいのと、技術だけでなくデザインについての話も豊富なので読み応えがあります。
PHP
気づけばプロ並みPHP 改訂版–ゼロから作れる人になる!
2011年に発売された「いきなりはじめるPHP」の改訂版です。「いきなりはじめるPHP」も良いのですが、2011年と少し古いためこちらをオススメしたいです。web構築にPHPは欠かせない言語。HTMLとCSSは分かったけどPHPについて「何をするのか」よく分からない人にぜひ手にとって欲しい本です。
Java
スッキリわかるJava入門
初心者がつまづきやすい「なぜ?」や「どうしてそうなる?」といった細かい疑問への丁寧な解説が素晴らしい、Javaの基礎を学べる入門書です。Javaを勉強しているとつまづきやすいオブジェクト指向についても詳しく書かれています。初心者が飽きてしまわないようイラストも豊富なので分かりやすく、初心者を置いてけぼりにしない非常に分かりやすい1冊だと思います。
Ruby
3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門
Rubyを初めて勉強するならオススメしたいのがこの本。学んで、実践して、理解するという3つのステップがとても分かりやすく、Rubyをインストールするところからの解説もあるので初心者でも安心して学ぶことができます。練習問題もあるので自分の理解度が測れるのも嬉しいポイント。
Python
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
独学でプログラマーになった筆者の体験をもとに書かれたプログラミング全般の知識について書かれた本です。Pythonを通して解説されていますが、内容はPythonに限らずプログラマーになるための必要なスキルが学べます。プログラマーへの姿勢や仕事の探し方も書かれているので本気でプログラマーへの道を目指したい人に読んで欲しい1冊です。
C言語
苦しんで覚えるC言
何だか苦しそうなタイトルですが、このタイトルとは裏腹に説明がとっても分かりやすく読み進めるのが楽しい内容になっています。C言語初心者の方にオススメですが、コンピューターの仕組みなど基本的なことを頭に入れた上で読むとより理解力が深まると思います。C言語は難易度が高いですが、チャレンジしたい人にぜひ読んで欲しいです。
プログラミングの入門は本でも大丈夫!
気になる本は見つかりましたか?プログラミングを独学で習得したい場合、短期間ですぐに習得できるものではありませんし心が折れそうになることも多いと思います。でもプログラミングは手を動かしてなんぼです。参考書を何度も読み込んで実践問題をどんどん解いてたくさん間違えて、どこで間違ったのかを自分で振り返ることで少しずつプログラミングの力は身に付いていきます。
今回ご紹介したのはあくまで入門書なので、もっと深く勉強したくなった人は中級者向けや応用編の本をぜひ手にとってみてください。入門書を片手に、ぜひプログラマーへの一歩を踏み出してみましょう!