チャドウィック・ボーズマンの遺作「マ・レイニーのブラックボトム」が気になる!

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Netflixでは毎月たくさんのオリジナル作品が配信されています。マイリストに見たい作品がたくさん入っていて見るのが追いつかないという贅沢な悩みを抱えている方も多いのでは?

 

最近ではアニメの配信数もどんどん増えてきて話題になっていますが、今回は一足先に、12月18日に配信される映画「マ・レイニーのブラックボトム」についてご紹介したいと思います。来年のオスカー候補間違いなしと言われている注目作なので、見逃すわけにはいきません!

チャドウィック・ボーズマンの遺作

みなさんはチャドウィック・ボーズマンという俳優をご存知ですか?名前を聞いてピンと来なくても、作品名をあげれば見たことある人も多いと思います。アベンジャーズシリーズで知られる「ブラックパンサー」や「マーシャル 法定を変えた男」などで知られる俳優さんです。私は「ブラックパンサー」がすごく好きで、この俳優さんカッコイイなあ!と思った記憶があります。

 

ジェームス・ブラウンなど、活躍した実在の人物も多く演じてきたチャドウィックですが、今年の8月に大腸がんの為43歳という若さで亡くなってしまいました。今回ご紹介する「マ・レイニーのブラックボトム」はチャドウィックの生前最後の作品です。チャドウィックは病気のことは4年間公の場に公表せず、この映画が撮影された2019年の夏にも闘病しながら撮影していたそうです。残念ながら彼の遺作となってしまったこの映画、注目度が高いことはもちろんですが、ストーリーもめちゃくちゃ面白そうなんです!

気になるあらすじ


舞台は1920年代のシカゴ。「ブルースの母」と呼ばれるマ・レイニーとバンドメンバーたちはスタジオで収録を行おうとしていたが、何かと揉め事が起きており、マ・レイニーもプロデューサーと対立していた。バンド内でトランペットを担当するレヴィーもまたトラブルメーカーで、新しいバンドスタイルを提案して場をかき見出したりするのだが、自分で曲を書き、いつか自分のバンドを持つことを夢見ていた…。

 

原作は劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲「Ma Rainey’s Black Bottom」。シカゴを舞台に白人が支配していた当時の音楽業界においてのマ・レイニーとレコード会社の関係なども描いています。マ・レイニーはブルース初期のシンガーで「ブルースの母」と呼ばれ、その後のブルースにも影響を残しました。精力的に活動していた1923年〜1928年頃の間に100曲以上をレコーディングし、パワフルな歌声と、見た目で言うと派手なアクセサリーや金歯も特徴的です。

 

音楽といえばNYやニューオーリンズを思い浮かべる人も多いと思いますが、シカゴもアメリカでは有数の音楽の街で、ブルースやジャズにおいては独自のスタイルを確立し、音楽を楽しめるバーやクラブなどがたくさんあるんです。

キャスト

マ・レイニーを演じるのはヴィオラ・デイヴィス。2016年の映画「フェンス」ではアカデミー賞とゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞、2014年からの人気ドラマ「殺人を無罪にする方法」でもエミー賞を受賞している女優です。アカデミー賞、エミー賞、トニー賞を全て受賞している唯一の黒人女性です。今回の映画では一瞬見ただけではヴィオラ・デイヴィスには見えないほどの役作りでマ・レイニーを熱演しています。

 

そしてバンドのトランペッターを演じているのがチャドウィック・ボーズマン。バンドメンバーからはやっかいな目で見られますが、野心家で新しいことに挑戦しようとするレヴィーを見事に演じています。そんなチャドウィック、2021年のアカデミー賞へのノミネートが有力視されています。これはぜひ、受賞してほしい…と思ってしまいます。そしてチャドウィックだけでなくマ・レイニーを演じたヴィオラもきっとノミネートされるし作品自体もオスカー候補になるのでは、と予想しています。

 

プロデューサーはヴィオラが助演女優賞を受賞した映画「フェンス」で主演と監督を勤めたデンゼル・ワシントン、監督はブロードウェイで数々の作品の監督、演出を手がけてきたジョージ・C・ウルフが勤めます。

この冬大注目の映画はNetflixで

ストーリーはもちろんのことですが音楽映画好きな私としてはレコーディングやライブシーンをちょっと見ただけでワクワクが止まりません!予告のマ・レイニーの「ブルースのない世界は空虚」という印象的なセリフ通り、今の時代に昔の音楽を聞いて楽しんでいる人たちがたくさんいるように、やっぱりいつの時代も1番の娯楽は音楽なのではないかなと感じます。

 

近年はアカデミー賞にもNetflixなどの配信サービスからもノミネートされるようになってきていて、実際に受賞もしているので来年のオスカーではこの映画もノミネートされるのではないでしょうか。チャドウィックの最後の作品だなんて、あまりにも早すぎるな…でも、彼のエネルギッシュな演技をしっかり目に焼き付けておこうと思います。この冬大注目の映画「マ・レイニーのブラックボトム」は12月18日配信開始です。みなさん必見ですよ!

 

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