【東京生活・前編】憧れの東京に暮らそう。東京で10年生活して感じたこと

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東京は世界中から沢山の人が集まる大都会。僕が生活している街。

進学や就職で上京する人、”東京でやりたいことを見つけたい”、”一度でいいから東京で生活したい”など、漠然と東京に対して憧れを持っている人。 それぞれいると思います。

漠然と東京に憧れを持った僕は、高校を卒業してすぐにその”憧れ”と全財産8万円を持って地元の北海道函館という小さな街から上京してきました。そして、やりたいことを見つけ東京で生活して10年経ちます。

そこで今回は、上京の先輩として上京したいあなたへ、”東京生活・前編”と”東京生活・後編”に分けて10年間東京で生活した経験や現実をみなさんにお伝えします。

今回の記事は”東京生活・前編”です。上京をするまでの準備や心得をお伝えします。

【東京生活・後編】⋯⋯東京で生活してから感じたことについての記事はコチラ


東京はこんな街

日本の首都。東京から経済・トレンド・カルチャーを全世界に発信しています。人口密度は日本一で、外国人やモデルみたいな人がいたり、テレビや雑誌で見ていた世界が東京にはありました。

24時間営業のお店も多く、流行りのスポットや、遊べるスポットが多い。電車に1時間乗れば江ノ島や高尾山などの自然溢れる観光スポットにもいけます。

たくさんのお店や企業があるので、アルバイト、派遣、正社員様々な形態、職種で働けます。

まるで街自体が生きているような、24時間眠らない街。それが東京です。

東京の家賃相場

 

あなたが上京する前に、東京の家賃相場についてお伝えします。東京のワンルームの家賃相場は安いエリアでも5.5万円、港区はなんと11万円以上。

引用元:https://www.chintai.net/rent/detail/?prefKey=tokyo&m=1r&sf=0&st=0&j=&h=99&sbr=1

僕の地元・函館で家賃5.5万円で物件を探したら、一軒家が借りれます。

とにかく、東京は日本一土地が高い街。2017年国税庁の発表では東京が1位を獲得し、2位の大阪に約4倍の差をつけるほど。

あなたが東京で生活する場合、どんな場所でどのように暮らしたいかによりますが、地元の家賃相場の感覚で東京の部屋を探すと、築何十年の風呂・トイレなしの3畳の和室になってしまいます⋯⋯。

僕は上京してすぐ歌舞伎町の居酒屋でアルバイトをし、家賃が8万円の陽が全く入らないワンルームに住んでいました。(エアコンの効きが悪くて、夏は地獄だった)住んでいる時は、上京してすぐだったので、家賃を払う為に、東京で生活する為に1日15時間くらいアルバイトをして、とにかく必死でした。ただ、しっかり探せば安くても”快適な生活”ができるお部屋が見つかります。


東京の物価

正直高い気がします。そして量が少ない気もします。おすそ分け文化もそんなにないと思います。

コンビニに売ってるようなものは東京でもほとんど同じ価格です。お肉・魚・野菜など種類は豊富ですが地元と比べて高い印象。

(僕の実家の場合、港町だったので魚介類のおすそわけがあったり、畑で野菜を育てたりしてたので、そもそも食材をあんまり買ってなかったかもしれない。ラム肉を買うくらい。)

ただ、ドラッグストア、100円ショップやドン・キホーテ、激安スーパーなど、お店がたくさんあるので一人暮らしをする場合は周辺環境もチェックしてお部屋を探すと、生活しやすいです。

ちなみに僕の地元・函館にあるミスタードーナツは64円でドーナツが買えちゃいます。上京して知ったのですが、この価格は函館地域のみの限定価格だったんです。

東京の移動手段

引用元:http://www.47rail.jp/data/13_tokyo_201704.pdf

地方の車社会とは違い、東京の移動手段は基本的に電車です。東京や神奈川・千葉・埼玉まで、まるで毛細血管のように各路線で様々な場所へアクセスできるので電車はとっても便利です。

ただ、路線が多いので何も調べずに駅へ行っても目的地に行けず迷子になる可能性が高いです。「NAVI TIME」や「乗換案内」などの、電車の経路検索ができるスマホアプリは必要になるので、上京する前にダウンロードしておきましょう。

初めてJR山手線のホームに行った時の、”たくさんの人を乗せて、たくさんの人をどこかへ連れて行く。不思議な光景”は今やすっかり慣れて、僕もたくさんの人の一人になりました。5分置き位に電車がくるので便利だなと感じた。

(函館は15分とか30分に1本で、車両は1両だった。)

バス

東京だと主に電車移動なので、バスにはそこまで乗らないかもしれません。

しかし、そこまで乗らないからこそ”気をつけるポイント”があるんです。

それは、東京のバスは”乗車方法が2つ”あるということを。

乗車方法1:前乗り・前払い

これです。東京のバスで一番困ったのこれです。東京のバスの多くは距離とは関係なく一律の運賃でバスに乗れます。

距離が関係ないので、バスに乗るときに運転席の隣にある運賃機に一律のお金を入れる。それが、”前乗り・前払い”という事。

乗車方法2:後乗り・後払い

この乗車方法は僕の地元と全く同じ。北海道以外に住んでいる人でもバスの乗り方といえばコレ!と思う人も多いはず。

東京以外のバスの乗り方はほとんど”後乗り・後払い”みたいなんです。

コツとしては、前払い・後払い関係なくお金を用意しておく!です。事前に用意しておけば前払いでも、慌てずサッと支払いが出来るし、後払いならスッと仕舞えばいい。

そしてイケてるシティボーイ・ガールを目指したいなら、SuicaやPASMOなどのICカードをここで使いましょう。

ICカードなら、事前にチャージをしておけば必要な時にサッと運賃機の読み取り部にかざして支払いが完了できちゃう、東京人にとっては欠かせないツールです。

地方でもKitacaやICOCAといったICカードを利用している人もいると思いますが、関東圏でもそのまま使える場合もあります。

もちろんICカードはバスだけではなく、電車やコンビニの支払いでも利用可能です。

東京の準備

東京へ行くにはまず、”部屋”と”仕事”この二つを決める事。この二つが無いと、すぐに地元にUターンです。

僕は部屋を決めずに上京しましたが、運よく先輩の家に少し居候できました。ただ、1ヶ月の居候期間で8万円は減る一方。

部屋の準備について

賃貸の他にも、シェアハウスなど東京ならではのお部屋が探せばたくさん出てくるので、まずは自分の城を決める事。

ちなみに、賃貸を借りる場合と、一般的なシェアハウスを借りる場合はざっとこんな感じです。

 

項目 賃貸物件の場合 シェアハウスの場合
家賃 55,000円〜 40,000円〜
礼金 家賃1ヶ月分〜 ナシ
敷金 家賃1ヶ月分〜 ナシ
仲介手数料 家賃1ヶ月分〜 ナシ
家具・荷電 約300,000円 ナシ
保証人 必要 ハウスによってはナシ
保証金 不要 20,000円〜
契約期間 2年〜 1ヶ月〜

 

地方だとなかなかシェアハウスという形は馴染みが無いと思いますが、プライベートタイプの個室や、安さ重視のドミトリーなど、自分の性格にあったお部屋が選べます。物件によりますが、シェアハウスの最低入居期間は1ヶ月〜と、いざ暮らしてみてシェアハウスが合わない場合でも、すぐに引っ越しができるので安心を。ただし最低入居期間内の退去は違約金がかかる場合もあるので要チェック。

最初は知らない人との共同生活や、ハウスルールなどシェアハウス独自のスタイルに抵抗があった人でも、住んでみたらシェアハウス生活が快適で住めば都になる人もたくさんいます。

そして何より、初期費用・家賃が安い。

賃貸を借りる場合は、礼金・敷金・仲介手数料・家具を揃えたりと、あっという間に何十万という金額が、お財布から飛んでいきます。

(今思うと、8万円で上京なんて無謀だった)

シェアハウスに住む場合は、初期費用が安い物件だと、家賃やデポジットなどを含めても5万円で済んだり、最短で即日から入居可能なシェアハウスもあるので、上京した当日に内覧してそのまま入居もできます。

仕事の準備について

ハローワーク・求人サイト・友人知人のツテなど様々な形で仕事を探す事ができます。なんせ企業やお店がいっぱいありますから。

自分が今まで何をしてきたか、東京で何をしたいかで、仕事を探すときっと見つかります。

(僕は地元ではロッテリアや結婚式場でアルバイトをしていたので、歌舞伎町にある宮崎料理屋さんでアルバイトをしました。そして3ヶ月で宮崎弁をマスターしました)



東京の心得

地方から上京して、右も左もわからなかったのはみんな同じです。

あなたがこれから感じたり体験する、人の多さ・電車が複雑など・通勤ラッシュや満員電車、みんな経験しています。わからない時や不安な時は店員さんや駅員さんに聞けば教えてくれます。インターネットで調べるのもいいけど、せっかく東京にきたのでいろんな人とコミニュケーションを取るのも刺激がもらえます。

最初の1年は勉強だと思って色々チャレンジして失敗しよう!

この言葉は、東京生活の後編で伝えたかったのですが、僕が10年前の自分に一言伝えられるとしたらこの言葉を伝えたいので前編でお伝えしました。

地元にいる時は、漠然と東京について考え、いざ上京する日が近づくと少し怖くなったりするかもしれません。

ただ、”上京する”という選択肢はきっとあなたの人生を大きく変える選択肢です。

最初の1年は大変な事もあるかもしれないけれど、未来のあなたを作る為の勉強・経験値だと思って東京でチャレンジしよう。そうしたらきっと”あなたと東京”の関係が見えるはず。