中国語には様々な方言があり、ほぼ別の言語とも言えるほどそれぞれの方言に違いがあります。ここでは一般的に広く使われている北京語を一般的な中国語として定義してお話します。
中国語は地方の差はあれど、中国大陸、マカオ、香港、台湾、シンガポールなど様々な国と地域で話されていて、中華系の人々が日本へ来る機会も増えてきています。中国語を武器にフリーランスの通訳や翻訳者として活躍する場所はどのような場面なのでしょうか。
中国語でフリーランスは可能?
主に中国からの訪日者数は、年々増加しており、2018年には838万人に登りました。国土も小さく、人口も少ない台湾からでも、2018年には史上最多の475万人を達成したのでどれだけ多いかがわかりますね。このような事情から、中国語を駆使して通訳や翻訳の仕事をすることはとても意義があると言えます。
フリーランスとして中国語の通訳や翻訳をすることは、可能なのでしょうか。結論から言えば、日本人で英語が話せる人よりも、中国語が話せる人はまだまだ少ないのが現状なので狙い目とも言えます!
クラウドソーシングサイトを見ていても、中国語の案件は増えています。中国ではネットショッピングがとても人気で、タオバオやアリババで買い物をする人が多いです。そのようなサイトから商品を探し出すという簡単な作業でも、中国語が役に立ちますよ。
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中国語を使ったフリーランスの仕事内容
では、中国語を使ったフリーランスの仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
通訳と翻訳、それぞれに分けてご紹介します。通訳では、会議の通訳として逐次通訳、同時通訳などがあります。同時通訳はレベルもとても高く、何年も中国語の通訳の経験がある人でないと難しいです。
翻訳では、出版翻訳や、動画のテロップ入れなどがあります。日本で発刊された書籍や漫画を中国語に翻訳して、違和感のない内容にしていきます。
通訳
ここでは具体的に通訳にはどのような種類があるのかご紹介します。
先ほど通訳には逐次通訳と同時通訳があるとお話しました。逐次通訳は、センテンスごとに翻訳していくもので、オンライン会議などで通訳するのに向いています。
同時通訳はスピーカーが話しているスピードとほぼ同時に通訳していくので、国際会議などで活躍します。また、ウィスパリング通訳と言って、通訳を必要とする人の側に立って質問内容などを通訳していく仕事もあります。
通訳の仕事内容は毎回変わります。例えば、今日は科学のセミナーがあるので科学の議題、明日は出張で中国のITに関しての通訳など、毎回変わるので予習がとても重要です。
翻訳
翻訳も様々な種類があります。翻訳は、紙媒体の翻訳、そして動画などのテロップを作成したり、日本語スクリプトに翻訳する仕事があります。
前者は、文字通り、日本語から中国語、もしくは中国語から日本語と言ったように言語を置き換える作業です。テロップを作成する場合、原文となる日本語があれば置き換える作業となりますが、書き起こしの場合リスニング能力が問われます。
動画の中の発話者が話していることが聞き取れなければ、文字に起こす翻訳もとても難しいものになってしまいます。
人によっては、紙媒体やウェブ媒体だけで中国語翻訳を行なっているという人もいます。
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仕事の探し方
中国語の通訳や、翻訳の仕事はどのように探せば良いのでしょうか。
これから中国語を使って、通訳や翻訳をやってみたいという方はどこから仕事を探せばいいのかわからないですよね。そこで、中国語の通訳や、翻訳に関する仕事を募集しているサービスをご紹介します!
1.株式会社アイ・エス・エス
株式会社アイ・エス・エスでは、50年に渡る長い実績があるので、豊富な通訳者を揃えています。こちらで、フリーランス通訳者の登録ができますので、中国語で通訳をしたいという方は登録フォームに従って登録してみてはいかがでしょうか。
最近ではアジア圏の言語を強化しているため、中国語を生かして通訳をしたいと思っている方にぴったりです!分野も様々なものを扱っていて、実績のある会社なので安心できます。通訳者養成のスクールもあるので、将来通訳者になりたい人もぜひサイトを訪れてみるといいかもしれません。
2.NOVAの通訳サービス
語学の学校として有名なNOVAですが、実は法人向けに通訳サービスも展開しているんです!もし、NOVAで中国語を習っていて、そのままプロになりたい場合は登録しても良いと思います。
学んだことでお金を稼げるということは素晴らしいことですよね。海外アテンドと言って、出張に同行することもあります。
中国語を生かして、上海などに行きたい!海外で活躍したい!という人は、ぜひ登録してみてください。ただし、フリーランスの方は経験が3年以上ないと応募でないので、注意してください。
3.KODENSHA
こちらの会社では、言語の壁を技術でソリューションすることを掲げている会社です。ここでは、通訳の方だけでなく、翻訳の方も募集しています。
アルバイトや正社員も募集していますが、フリーランスとして働きたいという方も応募できます。他の会社では、経験年数がかなり長くないといけなかったりしますが、ここは実務経験が1年以上あれば応募できるのが気軽に応募できる点が嬉しいですね。学生さんでも応募できるみたいなので、物は試しに挑戦してみましょう。
4.イデアインスティテュート
中国語の翻訳者を募集している会社です。フリーランスの中国語翻訳者を随時募集しているので、中国語の翻訳を始めたいという方は、まずは顔写真付きの履歴書と、職務経歴書を用意して送ってみましょう!
金融からITまで幅広いジャンルを扱っているので、得意分野を翻訳することができるかもしれません。翻訳に登録できるのは、日本語がネイティブレベルで実務経験が2年以上の方です。経験がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
5.翻訳会社FUKUDAI
翻訳会社FUKUDAIでは、日本語と中国語を双方自由に操れるフリーランスの通訳者を募集しています。主に西日本の各都道府県に、通訳者をそれぞれ一人配置しているようです。
雇用形態は在宅フリーランスで、お仕事がある時に通訳者として同行などをします。通訳に応募できるのは、通訳の実務経験が5年以上ある方で性格が明るい方!ハキハキと喋ることができる人が望ましいようですね。
翻訳の中でも印刷など幅広いジャンルを扱っている会社ですよ。
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中国語のスキルを活用してフリーランスに
中国語はこれからも需要が伸び続ける言語だと思います。ボーダーレスな社会になり、情報も人も国境の境目がなくなってきたように思います。
だからこそ、通訳や翻訳といった仕事がとても必要とされてきます。特に中国や台湾は目覚ましい発展を遂げているので、これからどんどんビジネスチャンスが増えていきます。
中国語のスキルを磨きつつ、自分が学んだ中国語を武器にして仕事にしてみませんか?通訳や翻訳の仕事は、色々な世界を見ることができますよ!