アメリカ留学するには?費用・メリット解説します!

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英語圏への留学を考えた時に、真っ先に浮かぶ国といえばアメリカではないでしょうか?実際、日本人の留学先としてはアメリカが1番人気です。そこで今回はアメリカへ留学する際に必要な費用やおすすめの都市などを紹介していきます。どうしてみんなアメリカへ留学するのか、その魅力やもうひとつの留学先として人気なイギリスとの違いも取り上げていきながらアメリカ留学で気になることを徹底解説していきます。アメリカ留学を考えている人はぜひ参考にしてください!

だいたいアメリカ留学ってどれぐらいの費用がかかるの?

留学へ行く時に1番ネックになるのが費用ですよね。安く留学できるに越したことはないけど、アメリカって何となく費用が高いイメージがある人も多いと思います。そこで、アメリカ留学でかかってくる費用を詳しく見ていきましょう。ただし、アメリカは大都市がたくさんあるので滞在する都市によって費用は変わってくるので注意してください。

滞在費

滞在方法は主に学生寮、ホームステイ、もしくはシェアハウス です。色々な国の学生と交流したいなら寮、アメリカの生活を体験してみたいならホームステイが良いと思います。学生寮は1ヶ月約8万円〜15万円程、大都市に住めば住むほど高くなります。ホームステイは平均して月約10万円前後です。シェアハウスはシェアメイトと家賃をシェアするので3つの中だと1番安いですが、アメリカに着いてすぐ探し始めるのも大変だと思うので、最初の数ヶ月は寮やホームステイをしながら良いところが見つかればシェアハウスに引っ越すのもありだと思います。どの滞在方法にしても、田舎は安いし都会はその倍くらいの値段になります。

生活費

滞在費の他に必要になるのが交通費や食費、娯楽などの生活費です。ここは本当に人それぞれですが、月10万円くらいと見ていいでしょう。交通費に関してはニューヨークの地下鉄が$2.75(約280円)、ロサンゼルスだと$1.75(約180円)です。住んでいる場所から学校まで歩いて行ける距離であれば、通学費はかからないし、友達とタクシーやUberで相乗りをすれば安く済ませることができます。

食費は、基本的にアメリカは外食の値段が高いです。それに加えてちょっと良いレストランなどに行くとチップの文化もあるので少しめんどくさいですね。ファストフードでも1000円以上、良いレストランのディナーだと3000円はするので外食はできるだけ避けたいです。ホームステイをしている場合は食費がかからないのでここは節約できます。アメリカは外食は高いですがスーパーで買う食材は安いので節約したい人は頑張って自炊をしましょう。

生活費がどれだけかかるかは、娯楽に使うお金次第で大きく変わってくると思います。勉強の息抜きに、たまには映画館に行ったりショッピングをしたり友達と飲んだりしたいですよね。でも買い物をしすぎたり遊んでばかりいるともちろん使うお金の量は増えるので注意が必要です。

学費

語学学校

費用の中でも1番大きな割合を占めるのが学費です。語学学校へ通う場合は年間で約200万円ほどかかります。しかし、語学学校の授業料は場所によって本当にバラバラなので格安のところであれば年間で60万円ほどのところもあります。安すぎると講師の質が良くなかったり大人数での授業ばかりであまり力がつかないなんてことも起こりうるかもしれません。もちろん、高ければいいというものでもないので、自分の予算とどういう授業が受けたいのかをしっかり考えながら学校を探すことが大切です。

大学

アメリカの大学へ留学する場合は安いところで年間100万円〜、超有名どころの大学レベルになると年間500万円するところもあります。自分が住みたい都市、選考したい科目などによって変わってくるので一概には言えませんがアメリカの学費は安くないことは確かです。学費が安いことに越したことはないですが、自分の学びたい専攻科目の授業が充実しているか、入学の難易度、留学生の比率などなど、自分が優先したいことをハッキリとさせておきましょう。

航空券

都市にもよりますが、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期に行かない限りは大体の相場は9万円〜15万円です。航空券は往復で買う方が安くなるので、長期で留学する場合は帰りの航空券の日にちを変更できるオープンチケットを買うことをおすすめします。

海外旅行保険

海外保険は平均すると1年間で約20万円〜25万円ほどかかります。慣れない海外での生活では何が起こるか分かりません。体調を崩した時、盗難にあって貴重品を紛失してしまった時など、もしもの時のために海外保険は絶対に入っておいた方がいいです。特にアメリカには国民保険というものがないため医療費がすごく高いです。薬局の薬で治る風邪ならまだしも、病院に行かなければならないとなると高額なお金がかかってきます。そんな時に海外保険に入っていれば保険がカバーしてくれるので安心です。

ビザ

アメリカへ留学する場合はFビザという外国人留学生を対象にした学生ビザを申請します。申請料は$160(約17,000円)で、申請準備も含めると約2万円ほどだと思います。そして、Fビザの申請には面接を受ける必要があります。面接を受けてからビザが発行されるまで1〜2週間くらいかかるので申請は早めにしておきましょう。

アメリカの大学に留学するメリットって?

なぜみんなアメリカに留学するの?アメリカの大学で学ぶメリットって何なのか、私が思うアメリカ留学のメリットをいくつか挙げてみたいと思います。

専攻は入学してからでOK

アメリカの大学の大きな特徴にひとつに「入学する際に専攻を決めなくていい」というのがあります。日本だと、大学に入る前に学びたい分野を決めてその学部の試験を受けなければなりません。でも実際に入って勉強してみると自分に合ってないかもと悩んだり、他の科目に興味が湧いたりすることも当然あります。アメリカの大学では入学してから専攻を決めることができるし、途中で専攻を変えることだってできます。

また、2つの科目を専攻する「ダブルメジャー」も可能です。経済学と音楽、文学と生物学のように全く違う専攻を2つ学ぶことができるのもアメリカの大学の特徴です。日本人の多くがアメリカの大学へ入学したいと思う理由にはこれが1番影響していると思います。

多様な価値観と文化に触れられる

アメリカは移民大国です。ヒスパニック系、アジア系、アフリカ系…様々な人種の人々が住んでいるので世界中の様々な文化に触れることができます。日本にいたら出会うことのなかったであろう人種の人と出会ったり、今までの自分が常識だと思ってたことがガラガラと崩れていくこともあるでしょう。でもそれこそがアメリカで生活する醍醐味だと思います。色んな人と交流を持つことで視野が広がったり柔軟に物事を考えるいいきっかけになります。

大学数が多い!

アメリカは広大な国なので大学数も世界トップクラスを誇ります。日本にある大学数が800校弱なのと比べて、アメリカは何と4000校以上!規模が小さい大学から3万人以上の学生が学ぶマンモス校まで選択肢は無限大。住みたい都市やどんな大学で学びたいかなどの自分の希望に合わせた大学がきっと見つかるはずです。

アメリカ留学おすすめの都市は?

アメリカに留学したいけど、都市がたくさんありすぎてどこに決めたらいいか分からない!という人のために、おすすめの都市とそれぞれの特徴をみていきましょう!

ロサンゼルス

テレビなどでも1度は見たことのある「Hollywood」の文字やビバリーヒルズなどがある映画産業がとても盛んな都市でもあるLAです。夏は気温が高い日が多いですが、日本と違ってカラッとした暑さです。そこまで寒くなることもなく、1年を通して雨が少なく晴れの日が多いのも嬉しいポイント。ニューヨークと並ぶ大都市なので世界有数の大企業もたくさんあり、インターンなどをできるチャンスもあるかも!

サンフランシスコ

西海岸でもうひとつ大きな都市なのがサンフランシスコ。ロサンゼルスと同様に1年を通して寒暖差もあまりなく過ごしやすい気候です。サンフランシスコはアメリカの都市の中でもアジア人の割合が多く、大きいチャイナタウンやジャパンタウンもあるので日本人にとって生活しやすい都市です。また、サンフランシスコといえばシリコンバレーを浮かべる人も多いと思います。GoogleやApple、Facebookなどの超有名企業がオフィスを置いているのでビジネスやITを学びたい人はサンフランシスコで勉強するのもアリかもしれません。

ニューヨーク

アメリカ最大の都市ニューヨークは世界の経済、政治、文化の中心地です。「人種のサラダボウル」と呼ばれるほど多様性に富んでいて自由の女神やタイムズスクエア、セントラルパーク、金融で有名なウォール街など見所も数え切れないほどあります。ファッション、音楽、ブロードウェイなどエンターテインメントの本場で芸術を学ぶために世界中から色んな人が夢を抱いてニューヨークにやってきます。学費や生活費は高くなってしまいますが、まさに世界の中心地で学ぶことによって刺激を受けること間違いなしです。

シカゴ

五大湖のひとつ、ミシガン湖に隣接しているシカゴは近代建築の都市として知られており、街を歩いているだけでパブリックアートやユニークな建物を楽しむことができます。日本人の割合も他の都市と比べると少ないので日本人があまりいない環境で勉強したい人にはおすすめです。スポーツ、音楽、アート、建築など芸術文化に富んだ都市なので1年を通してたくさんのイベントが開催されているので勉強に励みながら音楽やスポーツなどを楽しむのも良さそう。

サンディエゴ

都会と自然が融合しているサンディエゴは1年を通して温暖な気候に恵まれているうえにメキシコとの国境に近いため、アメリカにいながらメキシコのエスニックな雰囲気も味わえる街です。街にはスペイン語の標識も多いのでスペイン語に触れる機会が多いと思います。アメリカの他の都市と比べて物価が安いのも魅力で、費用を少しでも抑えたい人におすすめです。

その他おすすめの都市

その他にも、アメリカの中でも歴史があり有名大学がたくさんあるボストン、ホワイトハウスのある首都ワシントン、日本からのアクセスが良いシアトルなどおすすめの都市はたくさんあります。気候で選んでもいいし物価の安さを基準に選ぶのもありです。アメリカは広い分、都市によって雰囲気が全然違うので妥協せずに自分が行きたい!と思える留学先を見つけましょう。

アメリカ留学とイギリス留学の違いってなに?

アメリカと並んで人気の留学先といえばイギリス。アメリカとイギリス、何を基準にどっちに留学をすればいいか分からない人のために、どちらに留学をするかを決めるポイントを簡単にふたつご紹介します。

イギリス英語との発音の違い

1番のポイントは「アメリカ英語を学びたいのか、イギリス英語を学びたいのか」です。そもそもアメリカ英語とイギリス英語の違いですが、すごく簡単にいうとフレンズフルハウスはアメリカ英語、ハリーポッターがイギリス英語です。基本的に日本での英語教育で使われているのはアメリカ英語なので日本人が慣れ親しんでいるのはアメリカ英語です。

今でこそアメリカ英語の方が主流ですが英語が生まれたのはイギリスです。実際、イギリス英語が好きでイギリス英語が学びたいという人も多いです。発音の特徴としてはアメリカ英語が舌を結構巻くのに対し、イギリス英語はあまり舌を巻いて発音をしないので日本人にとってはイギリス英語の方が話しやすいと思います。

留学費用の違い

前提として、アメリカもイギリスも留学費用は高いですが、どちらかと言うとイギリスの方が若干安いです。イギリスは国公立大学がほとんどであるため授業料はそこまで高くありません。もちろん学部によってはすごく高いところもありますが、アメリカの大学の1年間の学費が200万〜500万円なのに対し、イギリスの大学は150万円〜300万円ほどです。また、アメリカや日本の大学は4年制ですが、イギリスの大学は基本的に3年制なのも大きな違いです。

高校生でもアメリカ留学できるの?

もちろん高校生でもアメリカ留学はできます。夏休みや冬休みなどの長期休みを利用しての数週間の短期留学、1年間の交換留学、もしくは将来アメリカの大学に進みたいと言う人は正規留学をすることもできます。自分が住んでいる自治体と姉妹都市を結んでいたり交換留学を実施している学校もあるので探して応募してみるのもいいと思います。1年間の留学の場合は高校を卒業するのが1年遅れる場合もあるのでそこは注意してくださいね。

コロナ禍でもアメリカ留学できるの?

アメリカに留学したい、もしくは準備をしていたけど…っとなっている人も多いと思います。11月現在、アメリカへの渡米は認められていますが入国後の行動制限が取られています。また、アメリカのCDC(米国疫病予防管理センター)は日本の危険度合いをレベル3(ハイリスク)としています。ビザの申請受付は再開されていますが、アメリカへの渡航を考えている人は最新情報をチェックしておくようにしましょう。

最新情報は以下サイトをチェック

海外留学推進協会 https://www.ryugaku.or.jp/covid19.html

外務省 https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

CDC(米国疫病予防管理センター)https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/travelers/map-and-travel-notices.html

さあ、アメリカ留学の準備を始めよう

アメリカに限らず慣れない海外で過ごすことは大変なこともあるけど、その分貴重な経験をすることができます。世界中から集まる学生と切磋琢磨しながら勉強したり、自分の意思表示をしっかりすることの大切さを学んだり、かけがえのない友達ができたり、勉強だけではない異文化や価値観を知るきっかけになります。

アメリカはめちゃくちゃ広いので、留学している間に他の都市に旅行するのも楽しいと思うし現地でインターンをしながら現地就職だって目指すこともできます。最先端が集まったアメリカでの留学は刺激になること間違いなしです!