私が留学で学んだ10のこと

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皆さんは留学に憧れはありませんでしょうか。私も高校生の時に留学というものに漠然と憧れがあり、大学生の時に目標を達成することができました。当時は英語力と海外経験を目的に留学を目指していましたが、実際に留学を体験するとそれ以上に得られるものがたくさんありました。

 

そこで今回は私の留学体験談をもとに留学で学んだこと10選をご紹介したいと思います。この記事が少しでも皆様の留学の後押しとなれば幸いです。それでは早速見ていきましょう。

留学って本当に学べるの?

「知り合いに留学をした人がいるけれど英語力はそこまでペラペラになってなかった。」「友達が留学したけど特に変わってなかった」という人もいるでしょう。確かに、半年や1年の留学で英語が劇的に変わる人はそこまで多くはありません。

 

しかし留学の本質は日本にはない環境身を置くことで、価値観や考え方を変化させることにあります。ですので、表向きはあまり変わっていなくとも、内面は大きく変化しているかもしれません。留学では英語のみならず、見るもの、聞くもの、感じるもの、全てが学べるものなのです。

私が学んだ10のこと

私は2回の長期留学(豪・英)を経験しましたが、それぞれ得るものがたくさんありました。では実際に私は留学を通して何を学んだのか、実際に以下にリストアップしてみました。

 

言葉では説明できないような感覚もありますが、できるだけ言語化してみました。

1.英語力は環境次第でいくらでも伸びる

まず最初に学んだことは英語は環境次第でいくらでも伸びるということです。日本にいるともちろん日本語が溢れており、英語を使う機会はほとんどありません。しかし、海外にいけば生活をする上で必要なものは全て英語で書かれており、英語を話さなければなりません。

 

もちろん、海外にいるだけで英語力が伸びるというわけではありませんが、十分な生活を送ろうとすると英語が必須になってきます。そのような環境にいると自ずと英語力が飛躍的に向上します。「トイレがどこにあるかわからない」「銀行口座を作りたい」「外食で注文をしなければならない」こう言った何気ない行動も全て英語で済ませなければなりませんので、英語力はどんどん伸びます。

 

注意点としては、心細いからと言って日本人と一緒にいないようにするなど、留学の意義を最大限にするためにも自分から英語を使う環境を作ることです。

2.世界の人と皆友達になれる

世の中には、政治的、民族的、経済的、文化的イザコザが絶えません。ニュースなどをみて悪い印象を持っている国もあるでしょう。しかし、留学を通して学んだことは、人は誰とでも仲良くすることができるということです。国として良いイメージがなくても、もしかしたらそれはステレオタイプかもしれません。

 

政治的に仲が悪くても個人間の友情は別の話です。今では私は世界中に友人がおり、旅をしながら再会をすることが一つの趣味となり、そしてそのような友人を持っていることを誇りに思っています。日本では出会うことがない人と出会えるのは留学の最大のメリットです。

3.人生観が変わる

人生観が変わるというのは少々大雑把な表現に聞こえますが、実際に留学を経験した方は共感してくれると思います。留学先には世界中から多くの移民や留学生が集まります。

 

彼らは多様なバックグラウンド(宗教、国籍、ジェンダー、言語、民族、社会的階級、経済力)などを持っており、そのような人と接するうちに自信がいかに閉ざされた環境にいたのかを痛感しました。

 

また、そのような多様性を今後自身がどのように受け止めていくのかを考えさせられるきっかけともなりました。そのほかにも、オーストラリアでみ日本には絶対ないであろう大高原や海を見て、世界はこんなにも広いのかと感じたのを覚えています。

4.母国を感謝する

日本にいると日本人であり、日本に属することが当たり前だと思っていますが、世界に目を向けてみると実はそれが当たり前ではないということがわかります。私の友人の何人かは母国が紛争中で「帰れる場所がない」と言っていました。

 

またその他の友人は「警察が信じられないから帰りたくない」と言っていました。我々日本人は留学が終われば日本という帰る場所があり、日本は我々を暖かく迎え入れてくれます。

 

しかしそのような環境は非常に恵まれていることであると留学を通して学び、留学後は日本に感謝する気持ちが大きくなりました。

5.経験は就職に有利になる

少し現実的な話をしてみましょう。それは留学経験は就職が有利になります。私の経験上、留学をすると自体は評価対象にはなりません。つまり留学をしたからと言って就職できるということではありません。

 

しかし英語力がつくと、例えば留学後にTOEIC900点を取得すればそれを募集条件とする企業を受けることができます。また、学業に専念したこと、自身の興味を追及した経験を話すことで「ネタ」が大幅に増えることになりますので、面接で対応できる話題の幅が広がります。

6.多方面から情報を取り入れられる

皆さんはなにか調べ物をする時に何語で調べるでしょうか。大半の人は日本語だと思います。しかしそれが英語も選択肢の一つとなると一気に情報が膨大になります。

 

日本語を母国語としている人は日本にしかいませんが、英語を母国語・第二言語としている人は数十億人いると言われています。英語を知っておくと圧倒的に情報量が多くなりますので、見識を広める際に非常に有利になります。

 

私は帰国後にある分野の勉強を始めましたが、全て独学で勉強する事ができました。直接英語でYOUTUBEを見れるようになると技術の向上が早いことを身をもって学びました。

7.自信や度胸で困難を乗り切れる

友人に留学した経験がある人がいれば共感してくれると思いますが、留学を経験すると自身や度胸がつきます。留学中は普通の生活を送るだけでも大変です。「レポートを書かなければいけない」「銀行口座を開設したい」「プレゼンテーションをしなければならない」etc…

 

日本では当たり前にできることも英語になるだけでグッと難易度が上がります。特にプレゼンテーションは人前で話さなくてはいけないので非常に緊張をします。

 

このようなチャレンジを繰り返していくうちに次第に生活できる喜びや自信につながります。やらなければいけない環境にいると、意外となんとかなってしまうことを学びますので、度胸がついてくるのです。

8.勉強力がつく

留学中は必死で勉強しなければ周りについていくことができません。しかし海外の大学は授業数が少ないため、基本的には予習復習を自分で行うことになります。学部生でも週に100ページ以上の予習が必要になったり、複数のレポートを書かなくていけないため、とにかく勉強で忙しくなります。

 

このような生活を通して、留学を終える頃には普段から勉強をする癖がつきました。社会人になると勉強とは無縁と思われる人もいますが、自身の人材価値を高めるためには社会に出ても学ばなければいけないことがたくさんあります。

 

社会に出ると教えてくれる人はいませんので、学生のうちに自身の力で勉強することを学びました。

9.国際感覚が身に付く

国際的な環境に身を置くと、今まで当たり前だと思っていたことがそうではなく感じます。一般的に「日本の常識は世界の常識ではない」と言われるように、世界には私たちの常識を超えた常識があります。

 

自分が今どのように感じ、何を思っているのかを客観的に考える材料になると私は考えます。また、国際感覚が身につくと異文化理解の促進にもつながります。英語という外国語を通してコミュニケーションをすることに慣れるために、相手の文化や言語を理解しようとします。

 

そのような過程を通して相手のバックグラウンドや意見を尊敬できる人物になれると考えます。また、私は留学前はあまり世界の経済や経済、歴史問題などあまり目を向けることはありませんでした。

 

しかし留学中に出会った友人がいると、その国のニュースが取り上げられたときに自然と目がいき、当時の友人を思い出します。現在でも世界中では内乱、デモ、歴史問題など様々な問題が山積しています。

 

留学後はなぜここでデモが起こっているのだろうか、その背景にはどのような歴史があるのだろうか、日本及び世界の経済には影響があるのだろうか、そしてみんな無事なのだろうか、など様々な考えや思いが頭の中を埋め尽くします。今まで関心のなかった出来事に注目できるようになったのは留学で学んだことの一つです。

10.調整力がつく

海外で生活をする中で自身の能力がわかってきます。例えば「銀行口座を開くのにおおよそ何時間かかるのか」「普段予習復習にはどのくらいの時間が必要」あるいは「プレゼンの準備はどのくらい前から始めなくてはいけないのか」のように今の自分を客観視しどのくらいの時間がかかるのかがわかるようになります。

 

そして、それに合わせて行動をするようになるので、自身のスケジュールを調整する能力が育まれていきます。また、友人とコミュニケーションをとるときも同じで、「この人は多分自分の英語を理解していないだろうから、こう言ったら伝わるかな」など人間関係も客観的に見ることができるようになります。

 

スケジュールのみならずコミュニケーションにおける調整力は留学で学んだことの一つです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は留学で学んだこと10選をご紹介しました。

 

留学をとは語学以上に学べることがたくさんあります。今後の人生観を大きく変えるターニングポイントとなり得るかもしれません。もし頭の片隅にある留学という夢があるならば、私はその夢を応援したいと思います。