ワーホリに行ける国は何カ国?お気に入りの国を見つけよう

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皆さんはワーキングホリデーといえばどこの国を想像するでしょうか。定番のオーストラリアや、2017年に協定国となったばかりのスペインなど、26もの国から行きたい国を選ぶことができます。

 

これだけ選択肢があるとどの国に行くのがよいか困ってしまうかもしれませんね。そこで本記事ではそもそもどんな国が候補にあるのか、特に人気な国のワーホリに関する情報、意外と良い、実はオススメな国について紹介します。

ワーホリに行ける国は何カ国?

2020年現在、日本とのワーキングホリデーの協定を結んでいる26国の名前を挙げていきます。

 

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、ドイツ、フランス、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、香港、台湾、韓国、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アルゼンチン、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダです。

 

協定国の数は増加傾向にあり、2019年にはリトアニア、スウェーデン、エストニア、そして12月12日にオランダが加わり、26国となりました。

 

この中でもオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランドは特に人気が高いですが、費用でみれば韓国や台湾、そしてドイツが得意安く、様々な要素から考えて渡航先を選びたいものです。

日本人に人気の国ベスト5の詳細情報

日本人にワーホリで行ける国として特に人気な5カ国はオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランドです。

 

これらの国にはやはり特に人気なだけの魅力があると言っていいでしょう。

 

自然や歴史、人、文化どこをとっても魅力的です。ここではそれぞれの国でワーホリをする上での魅力、費用の目安、年齢の制限、ビザ申請にまつわる気を付けるべきポイント、ワーホリビザで滞在できる最大の期間を紹介します。

1.オーストラリア

オーストラリアは自然豊かな南半球の国で、クリスマスはなんと真夏にあたります。インターンシップやボランティアの機会が多く、必ずや何かを得て帰ることができるでしょう。そんなオーストラリアでのワーホリの基本情報を紹介します。

 

まずは必要な費用について。1ヵ月の平均生活費はだいたい8万~9万円。つまり、半年で約50万円、1年間では約100万円程度必要なようです。ここにさらに日本での英語等の事前の学習費用やビザ取得費用などが乗ってくることに注意しましょう。

 

物価は高いですがその分給与も高めなので帰国までで見れば出費はかなり回収できるようです。ビザ申請の際、英語残高証明書が必要です。英語残高証明書(オーストラリアドル建て)で最小5000ドルあればよいとされています。オーストラリアのワーホリへの参加可能年齢は18~30歳(申請時30歳であれば31歳での入国が可能)で、最大12か月まで滞在可能です。

2.カナダ

カナダは世界一住みやすい都市と言われるバンクーバーを擁しています。カナダの英語は比較的聞き取りやすく、きれいな英語を覚えたいという方にとてもおすすめできます。

 

また、歴史的経緯からフランス語を話せる方も多く、英語以外の言語を使用してみたいという方にもおすすめです。そんなカナダのワーホリ事情を紹介します。

 

まず費用に関してですが、家賃が高くやや割高。約120-150万円程度が目安なようです。参加可能年齢に関しては申請時の年齢が18歳から30歳。招待状を受け取るまでに31歳に満たないことが条件です。

 

ビザの条件が多く、また、金銭的にもやや大変かもしれません。有効期限の切れていないパスポートとそれに最小2500カナダドル以上の資産を示す英語残高証明書。その他手数料、医療保険への加入が必須、入国手続き時に使用する生体認証のための事前の指紋の採取の費用がかかります。また、最大12か月の滞在が可能です。

3.ニュージランド

ニュージーランドは自然が多く、人が優しいこと、治安が良いため、ワーホリ先としておすすめです。さらにワーホリ終了までの期間、同じ雇用先で働き続けることが可能なこと、また、帰りの航空券を事前に用意していなくても渡航が可能であるというハードルの低さも魅力です。

 

そんなニュージーランドのワーホリ事情を紹介します。まず費用に関してですが、100から130万円程度が目安です。パートタイムの仕事でも時給が良いため、帰国までで考えると出費をかなりの程度回収することが可能なようです。

 

参加可能年齢に関しては申請時の年齢が18歳から30歳。入国時に31歳になっていても入国可能です。申請に必要なものは有効期限の切れていないパスポート(残存期間が15ヵ月以上必要)、英語残高証明書(最小4200ニュージーランドドル)これに加えてニュージーランド移民局から指定された病院での健康診断の受診が必須です。最高12ヶ月まで滞在が可能です。

4.イギリス

イギリスは様々な国からビジネス、観光、移住先として人が訪れる世界最大規模のコスモポリタン都市として知られており、仕事に楽しみに、充実したワーホリ生活が待っているでしょう。実はイギリスはそもそもワーホリという制度を持ちません。

 

Youth Mobility Schemeという就労が前提の制度があり、それがワーホリに似た内容であるため、ここではワーホリとして紹介します。まず費用に関してですが、物価が高いことから130から180万円程度が目安なようです。参加可能年齢に関しては申請時の年齢が18歳から30歳。入国時に31歳になっていても入国可能です。

 

ビザの申請に必要なものですが、有効期限の切れていないパスポート(残存有効期間が英国出国予定日から6か月以上あり、2枚以上の空白ページがあること)、英語残高証明書(最小1890ポンド) 。また、子供を同伴することはできないということも押さえておいたほうがよいでしょう。

5.アイルランド

アイルランドはとにかく人が魅力的です。おしゃべりな人が多く、町中にあるパブ文化が理由ではないかと言われています。しかし、日常ではシャイな方が多く、日本人と似通ったところもあるようです。また、歴史がある街であることから街並みがとにかく美しいのも大きな魅力です。

 

まず費用に関してですが、物価が高いことから100から150万円程度が目安なようです。ただ、日本その分給与水準も日本よりやや高く、それなりに回収可能なようです。参加可能年齢に関しては申請時の年齢が18歳から30歳。入国時に31歳になっていても入国可能です。

 

ビザの申請に必要なものは有効期限の切れていないパスポート(残存有効期間が出国予定日から6か月以上あること)、英語残高証明書(最小3000ポンド)、また、滞在全期間をカバーする医療保険への加入が必須です。扶養家族の同伴が不可であることは注意しましょう。それぞれが別々に申請をすることは可能なようです。

意外と知られていないワーホリができる国ベスト3

日本人に人気なワーホリの渡航先トップ5とは別に、特にワーホリをする先として魅力的な国3カ国を紹介します。1つ目の国はフランス、2つ目の国はドイツ、そして3つ目の国はスペインです。これらの国はどれも歴史が長く、人も魅力的で滞在期間中、様々な表情を見せてくれるはずです。

 

ここではそれらの国のおすすめ理由と費用、ビザ取得、ワーホリビザでの滞在可能期間などそれぞれのワーホリ事情を紹介していきます。

1.フランス

フランスはワーホリ期間を過ごしやすい国です。ワーホリビザでも就労すれば月に2.5日、必ず有給休暇をとることができます。また、ビザの応募倍率もより人気国であるカナダなどと比べると低く、合格率が高いのが特徴です。そんなフランスのワーホリ事情を紹介します。

 

まず費用に関してですが、物価が高いことから200万円程度が目安なようです。また、外食が高いことも気を付けたいポイントです。しかし、食材は比較的安く、自炊をすることで出費を抑えることは可能なようです。

 

また、フランスではアルバイトという概念がなく、仕事を得るためには高い語学力が必要である点も気を付けましょう。ワーホリへの参加可能年齢の幅は多くの国に比べてわずかに狭く、ビザの申請時で18歳以上、30歳「未満」です。また、多くのワーホリ対象国と違い就労ビザや学生ビザに切り替えることができないという点は要注意ポイントです。滞在可能上限期間は12か月です。

2.ドイツ

ドイツは首都ベルリンが「若者の街」と呼ばれるなど、若者にとって住みやすい、ワーホリを考えている方にはうってつけの国です。そんなドイツのワーホリ事情を紹介します。

 

まず費用に関しては、シーズンによって航空券の価格が大きく違うことや住む地域によって生活費が大きく違うことから85-173万円程度と幅があります。

 

また、ドイツでは雇用のトラブルがよくあるようです。パートタイムでの仕事を探す際、時給を明示しているなど、法律を守る職場を選ぶようにしましょう。年齢に関してはビザ申請時の年齢が18歳から30歳。入国時に31歳になっていても入国可能です。

 

ビザの申請に必要なものは有効期限の切れていないパスポート(残存有効期間がビザの有効期限から3か月以上あること)、1年滞在するならば英語残高証明書(最小2000ユーロ)、また、滞在全期間をカバーする医療保険への加入が必須です。最大滞在期間は12か月です。

3.スペイン

情熱の国スペインは他の西欧諸国に負けず、やはり歴史とそれに伴う伝統がしっかりと残る街並みが大きな魅力です。費用については学校や食費、住居代、航空券や保険などを合わせるとだいたい150万円ほど用意しておきたいところです。

 

スペインは失業率が高く、スペイン人でさえ職を見つけることに大変苦労しています。スペイン語がよくできることは仕事を見つけることの重要な条件になってきます。この点に関しては覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

 

参加可能年齢に関しては申請時の年齢が18歳から30歳。入国時に31歳になっていても入国可能です。ビザの申請に必要なものは有効期限の切れていないパスポート(残存有効期間がスペイン滞在期間をカバーしていることが条件)、残高証明書(英語でも可。最小1614ユーロ)、また、発行から1ヵ月以内の健康診断書が必須です。扶養家族の同伴が不可であることは注意しましょう。滞在可能期間は12か月です。

ワーホリに行ける国の中で第2の故郷を見つけよう

ワーホリを受け付けている協定国はゆっくりと増えていっており、現在、26カ国もあります。これらの国はどれもとても魅力的ですが、特にオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランドは非常に人気な国です。

 

また、フランス、ドイツ、スペインは最も人気なグループではありませんがどれも非常に長い歴史とそれだけにそれぞれに魅力的な部分が様々見えます

 

ワーホリは概ね最長12か月ですがひとつの国に1年もいれば勉強、仕事だけでなく住んでいた場所、食べたもの、毎日通った道、ホストファミリー、そこでできた友人、恋人などどんどん大事なものが増えるでしょう。

 

ワーホリが終盤に向かうにつれて日常にありふれた様々なものが愛おしく感じるようになっていくでしょう。ワーホリを通じて第2の故郷を作りましょう。