ワーキングホリデーをする!と決めたはいいものの、渡航する前にどれくらい貯金しておけばいいのか、現地で生活するには実際どれくらい費用がかかるのか、お金の面に関して心配なことは多いですよね。
語学学校に通うのか、まずは旅行をするのか、すぐに仕事を探すのか、ワーキングホリデーの目的によってかかる費用も違ってきます。
そこで、ワーホリにはどれくらい費用が必要なのか、現地での生活費に加えどうしたら少しでも予算を抑えられるのかを解説していきます。
オーストラリアのワーホリに必要な費用はいくら?
オーストラリアのワーキングホリデーで一般的に必要な費用は
①ビザの申請料
②海外保険
③往復航空券
④学費(語学学校へ行く場合)
⑤家賃(シェアハウス、ホームステイなど)
⑥食費
他にも交通費や雑費などもありますが、ざっとまとめるとこんな感じです。
①〜③は渡航前に必ず必要になってきます。語学学校へは行くか行かないかで費用の差は大きくなります。
海外での長期滞在が初めての人、英語力に自信がない人は語学学校に行くことをオススメします。
その際、しっかりサポートしてくれるエージェントを利用するといいかもしれませんね。
それでは、細かく見ていきましょう!
ワーホリ超人気国「オーストラリア!」毎年1万人以上の日本人がワーホリビザを片手に、あの大自然と都会が織りなす憧れの街へと旅立っています。日本から最も近い英語圏の国として、英語学習はもちろん、サーフィン好きの人にとっては1年間のバカンス感覚でワーホリにチャレンジする人もいたりと。&...
渡航前に必要な費用
まずは渡航前に必要な費用です。(上の①〜④)
※1ドル=73円(2020年6月21日現在)で計算しています。
①ビザの申請料 約3万5000円
②海外保険 約15万〜30万円
ワーキングホリデーでは海外保険への加入は任意ですが、海外生活では何が起こるか分かりません。
万が一の為にも加入しておくことをオススメします。
様々な保険会社があるため値段は一概には言えませんが平均では20万円ほどだと思います。
③往復航空券 約9万円
航空券は行く時期によって値段は変動しますが安ければ片道4万円〜で取ることもできます。
スカイスキャナーなどで航空券の値段は日頃からこまめにチェックしておきましょう。
ここまでは絶対に必要な費用です。渡航前に最低30万円は必要になってきますね。
④学費(語学学校へ行く場合)
ワーホリのビザの場合、4ヶ月まで語学学校へ通うことができます。
最初の3、4ヶ月は語学学校へ通い、それから仕事を探すという人が多いです。
語学学校と言っても、授業料が安いところから規模が大きい学校まで色々あるので、自分の予算や希望に合った学校を選びましょう。
また、多くの語学学校ではレジュメの書き方を教えてくれたり色々なワークショップもあるので人脈を広げるのにも役に立つと思います。
オーストラリアの語学学校の費用は1週間で$300〜400のところが多いです。
4ヶ月通うとして、 $300×16週=$4800 約35万円
ここに入学金などもプラスでかかるので、約40万円ほどかかってくるでしょう。
ここまで、語学学校も通うと仮定した場合およそ70万円必要だということが分かってきました。
次は現地で使う費用を見ていきましょう。
ちゃんと仕事が見つかるのかと心配になるかもしれませんが、前もって情報を集めたり下調べをしておけば現地に着いてからどう動けばいいかイメージしやすくなります。 そのためにはがっつりお金を稼ぎたい、セカンドビザを取りたい、バリスタの仕事がしたい、などしっかり目標を立てておくこ...
現地で使う費用
⑤家賃
語学学校へ通っている場合はホームステイや学生寮を選ぶことも可能ですが、それ以外はシェアハウスに住むことがほとんどだと思います。ここでは実際に1ヶ月どれくらいかかるのか比較してみます。
ホームステイの場合 週$250×4=$1000 約7万3000円
シェアハウスの場合 週$160×4=$640 約4万7000円
シェアハウスは、実際に私が住んでいた部屋の家賃を計算しています。(光熱費も全て含まれています)
1人部屋ではなくルームシェアだったので、1人部屋に住みたい場合は週$200~$250まで値段が上がります。
最初の6ヶ月を、3ヶ月ホームステイ、その後シェアハウスに住んだ場合は
$1000×3+$640×3=$4920 約36万円
となります。
⑥食費
ホームステイの場合は食事付きなので自分で外食をする以外はあまり出費はないと思います。
1ヶ月で$100も使わないでしょう。シェアハウスは自炊なので1ヶ月でおよそ$150~200だと考えてもらっていいと思います。
①〜⑥まで全部足すと、半年でおよそ100万円の費用が必要になってきます。
語学学校に通わない場合はその分費用は減りますが、それでもこのくらいは必要だと思っておいたほうがいいと思います。
上記で紹介した以外にも語学学校や職場までの交通費、雑費などもかかってきます。
仕事がなかなか見つからない場合も考えて、数ヶ月は働かなくても生活できる程度は用意しておきたいですね。
今回は留学者やワーホリに行く方を対象に、「留学の際に海外保険に加入するべきか?」について詳しく解説していきます。 結論 必ず加入しましょう。 中には、本当に保険が必要なのかと疑問に思う人もいるかも知れません。本記事では、なぜ保険に加入すべきなのかまた、保険の種...
費用を抑えるために私がやったこと
物価の高いオーストラリアですが、費用を抑えることは難しくありません。
まず、オーストラリアでの外食は高いので、現地では頑張って自炊しましょう。
スーパーに行けば食材は安いので作り置きをしたり、毎週スーパーのセール品をチェックすることでお得に買い物もできちゃいます。また、賄いが出る飲食店で働けば更に節約することもできますね。
渡航する時期は、ピーク時を外してLCCを使えば安く行けますし、シェアハウスも探せば安くて自分の条件に合う家は見つかります。
1人部屋がいい、交通の便がいい所に住みたいなど、優先順位を決めて探すことが大切です。
住む都市についても、やはりメルボルンやシドニーなどの大都市の方が家賃は高くなります。
しかし、大都市の方が仕事の種類や求人も多いので自分がやりたいことによって選ぶ都市は変わってくるでしょう。
では、実際に私が費用を抑えるために行ったことを紹介していきます。
語学学校、スクール
私の場合は、とにかく費用を安く済ませたかったので語学学校に通うという選択肢は最初に消しました。
また、バリスタになる為にバリスタスクールに通う人が多いですが私はウェイトレスで雇ってもらい、空いた時間でマネージャーに教えてもらうという方法でバリスタのスキルを身につけました。
保険
海外保険についても、インターネットで調べまくって1年間で約8万円という格安の保険を見つけそれに加入しました。
この保険は、ワーホリ中に一度日本へ帰ると無効になってしまうというデメリットはありますが、カバーされる内容は他の保険会社とほぼ変わらないのでこの保険に決めました。
食費
自炊をして外食はほとんど行かなかったのと、ラッキーなことに働いているカフェが朝、昼の2回賄いが出るところだったので食費はかなり抑えることができました。
家探し
シェアハウスも働いていたカフェから近いところがよかったので範囲を絞って探していました。
結果、徒歩20分のところのシェアハウスに引っ越したので交通費はかかりませんでした。また、シティまでトラムで30分ほどだったので立地も良かったと思います。
あと、参考になるかは分かりませんが、私は渡航して最初の1ヶ月は友達の家に泊まらせてもらっていたので家賃は全くかかりませんでした。少し費用を抑えられたうえに、この1ヶ月間でレジュメを作ったり口座を開設したりと色々準備ができたのでスムーズに仕事探しに取りかかることができました。
これからオーストラリアへワーホリに行く予定であれば、そのための準備としてビザの取得が必須となります。このビザは留学とは異なり、現地で働けるビザの取得が必要になります。 ビザのルールや有効期間、発給までの日数などは事前に調べておかないと手続きがスムーズにいきません。中には...
費用の設定は慎重に!
いかがでしたか?紹介したのはあくまで半年間の費用ですが、細かく見ていくことでどれだけ準備したらいいか少しはイメージしやすくなったと思います。
ワーキングホリデーでの1年間は英語力を伸ばしたり、貯金、旅行など自分次第で本当にいろんな経験ができる機会です。
せっかくのチャンスをお金が足りないというせいで諦めたくないですよね。
私も渡航前は不安でしたが、現地でお金のやりくりを全て自分ですることでいろんな知識を身に付けることができたしとても勉強になりました。貴重なワーホリの機会を楽しく過ごせるように、費用の準備はしっかり行いましょう。